現役に終止符 元世界王者・山中慎介が“第二の人生”を語る
「僕がテレビで話したエピソードで世間の誤解を招いたようですが、妻は『恐妻』じゃないですよ(笑い)。10品目の手料理で減量を手伝ってくれるなど献身的でした。最近は、3月の娘の誕生日に家族みんなでディズニーランドに泊まりがけで行きました。息子は録画した僕の試合を見て、ボクシングの真似事をしてます。何回目の相手が誰とか、全部言えるんですよ。ひらがなの勉強をして書いたのが、対戦相手のアンセルモ・モレノ。いろんな単語がある中で、『あんせるも』って渋すぎでしょ。それだけ父親の影響があるのかなって。子どもにも自分の好きなことを見つけて頑張ってもらいたいですね」
■「アナウンサー予備校入学」報道に…
3月26日の引退会見直後には、キャスターや解説者を目指して「アナウンサー予備校に入学」と報道された。当の本人は驚きを隠せなかったという。
「ヤフーニュースに出たとき僕が一番ビックリしましたよ。えっ通うの?って(笑い)。人前で話す機会もこれからあるので、はっきりと言葉が分かるように伝えられたらいいなと思います。きちんとした話し方を勉強したいですね。今は、取材やテレビの収録で忙しくさせてもらっています。ありがたいことですが、具体的にはもう少しゆっくりしてから腰を据えて考えたい。ボクシングで成長させてもらったので、ボクシング界への恩返しをしていきたいですが、どういった形かは決めていません。後進の育成は選択肢のひとつです」