予想覆す勝ち点4 日本快進撃の背景にコーチ陣と岡田元監督
西野監督の選手起用、選手交代などもろ手を挙げてほめそやし、ついには「1次リーグ突破で<続投要請>の意見が日本サッカー協会上層部から上がっている」と書いたところもあった。
「いやいや、内情は全く違う。西野監督の手柄ではない」とあるサッカー関係者が続ける。
「日々の練習で陣頭指揮を執っているのは、前リオ五輪代表監督の手倉森コーチ(50)。西野監督は練習前に円陣を組ませ、そこで数分ほど訓示をするだけです。監督就任後の初試合となったテストマッチ・ガーナ戦(5月30日)で3バックを試したが、これは西野体制が発表された日に代表コーチに就任した森保・五輪代表監督(49)が、戦術的な部分を主導してテストしたもの。森保コーチはJ広島時代に3バックを主戦術として取り入れて2012~13年、15年と計3度のリーグ優勝を果たしている。3バックは攻撃的布陣と守備的布陣の使い分けが非常に難しく、それなりの経験値が必要となってくる。とても西野監督の手に負えるものではなく、現行の4バックを含めてチーム戦術、選手起用に関しては森保コーチの存在が大きい」