予想覆す勝ち点4 日本快進撃の背景にコーチ陣と岡田元監督
■岡田・元日本代表監督が細かくレクチャー
西野監督には“閣外”コーチもいる。早稲田大サッカー部の<2学年後輩>に当たる岡田・元日本代表監督(61)である。某マスコミ関係者が言う。
「早大に1浪して入学した岡田元監督は、西野監督の2学年下の後輩となった。在学中も卒業後も親密な関係というわけではなかったが、早大の大先輩である川淵・日本サッカー協会前会長(81)の『西野の相談相手になってやってくれ』という要請を受け、いろいろな面でアドバイスを送った。中でも岡田元監督が10年南アW杯で1次リーグを突破した際の<コンディション調整が大事><時にオフ日をつくる><控え選手のメンタルケア>の重要性をこと細かくレクチャーした。南アW杯でも辣腕を振るった早川コンディショニングコーチの存在も大きい。ハリルさんは負荷をかけるトレーニングを好み、当時は疲労が蓄積して精彩を欠く選手も多かったが、西野体制後は早川コーチに<すべて任せる>と一任し、ケガ人以外の選手全員が好コンディションをキープしている」
日本代表の想定外の快進撃は、西野監督が「周囲の人間に担がれた神輿に乗っかっているだけ」が、功を奏しているという見方もできるのだ。