千代の国“大開脚”驚異の粘り腰 誕生日に高安から初白星
九重部屋のタニマチ筋が言う。
「実家が三重県伊賀市という立地もあり、小学生のときに父に連れられて名古屋場所の宿舎見学に行ったことがある。これが千代の国の相撲の原点です。その後も兄を激励するため、名古屋場所の九重部屋宿舎を訪れるたび、松阪牛のすき焼きやウナギをたらふく食わせてもらい、小遣いまでもらっていた。それからはもう、千代の富士の熱烈な信奉者ですよ」
かつてはケガに泣かされ続けたが、16年9月場所から皆勤中。今場所は2勝1敗、初の三役に手が届くか。