ベンゲル監督浮上 背景にまたスポンサー&テレビへの忖度

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■「ナンバーワンのターゲット」と英紙

 英大手紙デーリーメールの電子版が20日、JFAの次期監督の本命として「アーセナル前監督のベンゲルがナンバーワンのターゲット」と報じた。

「ベンゲルの希望はクラブを率いることだが、90年代にJ名古屋を率いた経験があり、日本に対する愛情が日本代表監督のポストに突き動かすだろう。JFAはベンゲルと長期契約を望んでいる」(デーリーメール紙)

 ベンゲルは95~96年に名古屋で采配を振った後、96年10月に英プレミアの名門アーセナルと契約。17―18年シーズンまで長期にわたってチームを率いた。「68歳」という年齢がネックといわれているが、20年東京五輪までの2年間をベンゲル監督体制で、ベンゲルが70歳の大台に乗ったところで森保監督体制に移行する――。こんなシナリオが浮上している。

「森保五輪監督はベンゲル代表監督の下で代表コーチを続け、あくまで五輪代表監督の仕事をメーンにしつつ、ベンゲルから帝王学を学ぶ。で、東京五輪後、ベンゲルの総監督就任と同時に日本代表監督に専念するという流れです」(前出の関係者)

 ちなみにベンゲル監督との折衝は「田嶋会長の大学(筑波大)の後輩で英語に堪能な元日本代表MF」(同)と言うが……。

 そもそもW杯直前に西野監督が誕生したのはスポンサーやテレビ局への忖度といわれるが、またしても同様の人事が行われるかもしれないのだ。

【連載】日本サッカー 4年後の真っ暗闇

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