裏切りの6敗目 オリ金子がオフに払う「4年20億円」のツケ

公開日: 更新日:

 何のために高いカネをもらっているのやら。

 24日の西武戦に先発したオリックスの金子(34)が、5失点で七回途中KO。今季6敗目(4勝)という体たらくだ。

 そこで気になるのが、この右腕の去就だ。4年20億円の巨額契約は、今季が最終年。このままでは大幅ダウンは免れないどころか、そもそも契約してもらえるかどうか。

 金子は2014年オフ、ポスティングでのメジャー移籍を要求した上で、その年に取得した国内FA権を行使するという前代未聞の荒業に打って出た。結果的にオリックスから破格の条件を引き出すことに成功し、条件のつり上げだ、と周囲から白い目で見られた。

 しかも、残留翌年の15年に7勝6敗と大きく期待を裏切ると、16年は7勝9敗、そして昨季は12勝8敗。とても年俸5億円に見合う働きをしていない。契約でしてやられたオリックスにしてみれば、たまったもんじゃないはずだ。

 そうした経緯があるだけに、このオフは球団から厳しいしっぺ返しがあるともっぱらだ。今の金子には交渉材料がない。FA権の再取得は順調なら来季だが、今の金子を大枚はたいてまで引き留める必要性は皆無。年齢も34歳と、伸びしろもない。14年オフの当時と違い、「生殺与奪権」は球団にある。

 シーズン終了後、金子はどんな表情をしているやら……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動