「だからこそ、御嶽海は白鵬と鶴竜の両方、最低でもどちらかには勝っておきたかったはず。同じ横綱でも、8場所連続休場明けの稀勢の里に勝ったところで、何の自慢にもなりませんから。今場所は大関豪栄道に続き、平幕の勢、そして白鵬とすでに3敗です。白鵬に勝っていればまだしも、あと2敗した時点で大関とりは消滅すると言っていい」(ある親方)
今場所が正念場の横綱稀勢の里は栃ノ心を下し、7勝目。勝ち越しにリーチがかかった。場所前は「御嶽海の大関とりは堅い。それより心配なのは稀勢の里」といわれていたが、すっかり立場逆転のようだ。