ラグビーW杯まで1年 L.マイケルのライバル松橋周平を直撃
――南アフリカを下した前回W杯はどんな思いで見ていましたか?
「あの試合があったので、日本人でも世界の強豪と互角以上に戦える、やれるんだと思えるようになった。それまでは『どうせ負けるだろう』と多くの人が考えていたでしょう。正直言うと僕もそうでしたが、日本の可能性を示せたと思います。ラグビー人にとっては、心を揺さぶられるものがあった。僕も感動したと同時に、あの舞台で戦ってみたいと、強く思うようになった。(ラグビーを始めた)小学生の頃から『日本代表』を目標にしてきましたが、これまでは各年代の代表とは無縁でしたので、選手として刺激を受けました」
――代表のジャージーを着る意義は?
「国を代表して戦うのは素晴らしいことです。そこで活躍すれば、僕自身のキャリアアップになるのも確かです。でも、最近では、自分が活躍することで、家族や応援してくれている人たちが喜んでくれることに、やりがいを感じるようになりました。今は自分のためだけではなく、応援してくれる人の生きがいになれる存在になりたいと思っています」