ラグビーW杯まで1年 L.マイケルのライバル松橋周平を直撃
――ラグビーに対する姿勢が変わったのですか?
「去年10月の代表戦でケガをしてからですね。代表から外れて、注目されなくなりましたが、プレーできない僕を応援してくれる人がいました。その人たちのためにも、もう一度、代表に戻りたいと思ったのです。国立スポーツ科学センター(JISS)でリハビリしている時は、他競技の選手から刺激を受けました。特に冬季競技はハングリーな選手が多かった。スポンサーを獲得するために100社以上回り、5社からサポートを受けていても、遠征費は自己負担だそうです。ウインタースポーツ選手と比べると、恵まれている環境でプレーできる僕は、感謝しなくてはいけないと思うようになりました」
■当たり負けしない自信はある
――ジェイミー・ジョセフHCからは何を求められている?
「僕のポジション(ナンバー8)は一つ一つのプレーがスペシャルでなくてはなりません。試合の流れを変えるために、ボールキャリー(突進)では少しでも前に出て、狙える時はトライを取る。ディフェンスでも激しいタックルで相手の動きを止め、ブレークダウン(密集でのボールの奪い合い)にも、しっかり絡んで、チームを少しでも有利に導く。誰よりもボールに絡むのが、僕の強みだと思っています」