ロッテ1位・藤原恭大は規格外 中学野球部“1日でクビ”伝説
周囲を驚かせた才能にも「(恭大は)小中学校とも特別野球がうまいわけじゃなかったですし、全然一番になれなかった。決してずばぬけていたわけじゃありません。(中学時に所属していた)枚方ボーイズでも、同級生に小園(海斗=広島1位)くんがいて、彼の方が断然目立っていました」とシビア。枚方ボーイズの田中直樹監督はこう言う。
「お父さんは野球経験者ということで、3年間、一緒にグラウンドに入って練習を手伝ってもらいました。父親が厳しいと子供は母親の方へ逃げがちになるんですが、藤原のところはお母さんも厳しくて、お尻を叩いて厳しくやられていました」
母・道子さん(42)は専業主婦。厳しくも、藤原が高2の秋に右膝を負傷した際、ケガで焦る息子を病院の送り迎えの道中で励ましたという。
史成さんが続ける。
「練習は毎日させていましたね。(チームでの)練習が終わった後、夜に家の前でバットを振らせたり、走り込みさせたり、バドミントンの羽根を投げて打たせたり。バランス感覚を養えますから」