離婚で公私“孤立無援”に 貴乃花ファミリーのただれた内情
退職金と功労金の5000万円では埋まらない貴乃花夫妻の溝
「カネの切れ目が縁の切れ目ってやつさ。女房に三行半を突き付けられたんだろ」
「貴乃花離婚」の報に触れたある親方はこう言った。
なにしろ貴乃花の自宅には極度額1億8000万円の根抵当権と、計2億円の抵当権が設定されている(9月25日時点)。
かつて狙った理事長の座はもはや絶望的。協会を退職した時点での年収は約1200万円。理事時代の約2000万円からはかなり下がったとはいえ、自宅に億単位の抵当権が設定された状態のまま、安定した収入や社会的地位を自ら放り出したことになる。
■退職金と功労金で5000万円
代わりに退職金と功労金が出るには出る。
年寄として協会に勤務した期間は16年弱。規定をもとに算出した退職金は約880万円になる。
これに功労金が加わる。役職に就いた年寄で、協会に功労のあった者に対しては理事会の決議によって功労金が支給される規定がある。
「日馬富士暴行事件以来の言動や内閣府への告発状の問題では弁護士まで動いたし、協会はカネも労力も使った。功労金があるとすれば、むしろマイナス、こっちがもらいたいくらいという親方も中にはいるが、八角理事長以下の執行部はそうは考えていない。最終決定は理事会で行われるけど、退職金と功労金を合わせて4000万円とも5000万円ともいわれる金額になるともっぱらだ」(前出の親方)
それでも景子夫人は現在、話し方アカデミーや美容品のプロデュースや販売、イベント企画などを行う会社の代表取締役を務め、講演も引っ張りだこ。つまり貴乃花の財布をアテにする必要もメリットもなくなったということだ。