巨人は抑えに外国人を物色中だが…私なら上原を指名する
先日、都内のホテルで開かれた巨人原辰徳監督(60)の「殿堂入りを祝う会」に出席した。球界関係者のみならず、安倍晋三首相ら政財界の大物が顔を揃えたパーティーの出席者は、実に560人。原辰徳の殿堂入りを祝福するのはもちろん、3度目の登板となった巨人監督に対する期待の表れでもあろう。
今季、高橋由伸監督の下で3位に終わった巨人は4年連続で優勝を逃した。これは、長い巨人の歴史でも2度目となるワーストタイの不名誉記録で、5年連続V逸だけは避けなければならない、というのが親会社と球団の本音だと思う。復帰した原監督には、チーム再建の時間的猶予はない。求められるのは来季の優勝。そのためには、大補強によって強化した攻撃陣より、リリーフ陣の整備こそ喫緊の課題だ、と前回のこのコラムで指摘させてもらった。
今回はその続きだ。リリーフ陣の整備、その中でもまず、ストッパーの人選が来季の原巨人の浮沈の鍵を握っていると考える。今季、巨人は抑えを固定できなかった。報道によれば、球団は守護神候補の新外国人を米国で物色中だそうだが、これは危ない。野手でも投手でも、外国人選手は実際に見てみないと分からない。実績があっても、日本の野球に合わない場合もある。