なぜ阪神入り? ガルシアの中日“蹴飛ばし”には2つの狙いが
なぜ阪神移籍なのか。中日との交渉が決裂し、阪神入りしたガルシアだ。
来日1年目の今季、13勝9敗、防御率2.99をマーク。中日残留が濃厚といわれていたが、中日がガルシア側から契約条件の上方修正を要求され、交渉は決裂したという。その後、ガルシア側は阪神に売り込み。年俸150万ドル(約1.7億円)の1年契約を結んだ。
「実際は目先のカネに転んだようだ」
とは、さる代理人筋。「中日は恩人と慕う森監督がユニホームを脱いだ。それに提示した2年契約は、『来年は100万ドル、再来年は200万ドル』といった具合に1年目の年俸を抑えたと聞いた。たしかに、今年活躍したからといって、来年もバリバリやるとは限らない。ビシエド、アルモンテら優良助っ人を抱えるだけに、ガルシア1人に大金を払うわけにはいかない事情もある。そこへいくと、阪神の契約は1年ながら年俸は中日の1年目より高額だし、契約金と出来高が付帯している。10勝すれば、総額で優に2億円を超えます」
さらに本人のメジャー復帰願望もある。