巨人原監督ピリピリ…丸の「人的補償」はやはり投手か?
「内海は叱咤激励しながら育てた生え抜きの元エースだっただけに、さすがに原監督もショックだったみたい。リストから外している時点で指名されることは想定していても、まさか、という思いと反響の大きさは想定外だったようです」(チーム関係者)
ここ10年の巨人の人的補償を見ると、藤井、一岡、平良、高木勇、そして内海。流出した大部分が投手で、しかも移籍先で活躍しているのだから、ナーバスにもなるわけだ。
原監督はさらに大補強による現有戦力のモチベーション低下を危惧している。来季から一軍の公式戦に出場可能な選手登録枠は1人拡大され、29人になる予定。指揮官はこの枠を投手で使うとし、「選手にとってモチベーションは上がる」と話したのも危機感の表れだろう。
しかし、原監督がいくら心配しようが、FA補強の代償だから自業自得。広島の標的は、戸根や中川といった救援ができる左腕ともいわれるだけに、覚悟した方がいい。