アジア杯決勝で日本を惑わすカタールの不気味“猫の目戦術”
■「必要以上に恐れないこと」
「ここまで6試合を戦って16得点・無失点で決勝に乗り込んできたカタールをリスペクトし、慢心しないで戦うのは当然のことですが、それでも彼我の総合力を冷静に分析した場合、森保ジャパンが負ける要素は少ないとみるのが妥当です。必要以上に恐れたり、警戒し過ぎるのではなく、自然体で戦うことが求められます」とは現地で取材中の元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏。
要警戒選手にUAE戦にトップ下でフル出場した背番号12の大型MFブディアフの名前を挙げる。
「トップ下のレギュラーは韓国戦で決勝点のミドルシュートを決めたMFアブデルアジズ・ハテムですが、彼は出場停止処分を受けてUAE戦に出場できなかった。その代役として先発に抜擢されたのですが、身長190センチの偉丈夫ながら足元の技術も柔軟で両サイドにボールを的確に振り分けたり、2列目から飛び出していってシュートに絡んだり、実に効果的なプレーを見せてUAEを苦しめた」(六川氏)
30日、英大手ブックメーカー「ウィリアムヒル」が、アジアカップ決勝のオッズを公表した。 それによると日本勝利は「2.00倍」。カタールは「4.00倍」となっている。森保ジャパンが2大会ぶり5度目の優勝を果たすのか? それとも過去ベスト8が最高のカタールが勢い込んで初優勝を遂げるのか? 注目の一戦は2月1日午後11時キックオフ――。