アジアの底上げ実感 日本は苦戦続きに追い込まれないか?
アジア勢の弱点といわれていた「メンタル面の安定」も、彼らはもたらしてくれました。ミスを犯したり、失点するとアジアの選手たちは集中力を失い、試合の流れをコントロールできずに崩れてしまい、実力以上の点差で負けることが目立ちました。日本戦のイラン選手の立ち居振る舞いは残念でしたが、90分を通して選手たちは規律を守り、最後まで勝負を諦めずにひたむきに走るチームが目に付きました。
心配事があります。 アジアの上位グループは「日本、韓国、オーストラリア、イラン」が独占してきましたが、他国の急激なレベルアップを目の当たりにし、遠くない将来、日本はアジアで「苦戦続きの状況に追い込まれるのでは?」と懸念しているところです。
日本を含めたアジア勢力が底上げされ、世界と伍して戦う時代が来ることを待っています――。