中日・根尾昂が宿舎で見せた「優等生」とは違う“別の顔”
チーム宿舎は3人部屋だが、内扉があり、正確には根尾と阿知羅が同じ部屋。扉の向こうで過ごす小笠原も「確かに真面目ですけど、普通の18歳。純粋に野球が大好きなんだなと思いました。野球の動画は僕も見ますけど、選手個人をピックアップした投球フォームとか、どういう投げ方をしているのか、体の使い方はどうかというのを見る。でも、根尾は野球の試合を見ていた」と言う。
根尾と同じ飛騨高山ボーイズ出身のドラフト5位ルーキーの垣越建伸(18)は、小学校6年のとき、その完璧すぎる振る舞いに見とれ、背中を追ったという。
「礼儀正しくて、生活態度や練習態度も良くて、そういう背中を見ていて自分も見習わないといけないというのがありました。見ている限り、人前では完璧。あえて言うなら、いろんなところに気を使って疲れていないのかなと思います」
キャンプ前の先月30日には大阪桐蔭の先輩でもある平田良介(30)が声をかけ、計6人ほどで食事をしたという。平田センパイも「18歳にしてはきちんと野球を考えているなと思いました」と太鼓判を押す。