実戦へ前のめり…中日根尾「二軍生活」営業面でもメリット

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 春のキャンプで多くの注目を浴び続けた中日ドラフト1位ルーキー、根尾昂(18)。新人合同自主トレ中に右ふくらはぎを痛め、二軍でキャンプを完遂した。

 1カ月間の多くをリハビリに費やした根尾は、実戦に飢えている。5日から始まる春季教育リーグに「いつになるかは分からないですが、すぐに(試合に)入りたい気持ちはあります。早く(試合)やりたいです」と前のめり。早ければ、6日のオリックス戦で実戦デビューを果たす。開幕までに一軍に合流する可能性もあるが、時期尚早という見方もある。営業面からも“二軍推し”の声が聞こえてくる。

「しばらくファームで試合に出てもらったほうが一軍と二軍で集客が分散される。松坂が離脱した今、一軍よりもお客さんが来るかもしれません。もちろん、一軍に比べて入場料は安いですが、グッズも売れる」(球団関係者)

 6日はビジターだが、ファーム公式戦の開幕3連戦はナゴヤ球場開催だ。根尾はキャンプ中に「まったく緊張しないというわけではないですけど、見られている中でどれだけできるのかというのも大事だと思っています」と話していた。

 客が入っていれば、二軍での経験は一軍という大舞台の「予習」にもなる。

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