著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

再建誓うギュネシ監督「最高の結果を出す選手選びが重要」

公開日: 更新日:

 こう強調するギュネシ監督は、02年W杯3位のメンバーだった38歳MFベロゾール(バシャクシェヒル)や香川真司の僚友で33歳FWユルマズ(ベシクタシュ)らをいち早く呼び戻し、まずは結果を残した。これには、批判的な人々も黙るしかなかっただろう。

 トルコの場合、日韓W杯はガラタサライ、08年欧州選手権はフェネルバフチェと特定の強豪クラブのメンバーを軸に代表が編成されることが多かった。イスタンブールを本拠にする3強の人気と実力が圧倒的な時代が長く続いたから、指揮官にとっても現実的な手法だったのだろう。

「代表の過去の成功が特定クラブのおかげだというのなら、それはトルコのサッカー文化や質の低さを証明することになる。そういう状況であってはならない。常にプロフェッショナルな組織をつくり、選手たちが魂を持って戦うように仕向けるのが代表監督の仕事。国民に愛され、尊敬されるチームをつくり、20年欧州選手権には何とか参戦させたい」とギュネシ監督は再建を誓った。

 香川や長友佑都(ガラタサライDF)がプレーしている国だけに動向が大いに気になる――。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…