相撲とは“無事これ名馬” 新大関・貴景勝ずぬけた運動神経

公開日: 更新日:

 相撲は「無事これ名馬」の世界。稀勢の里(現荒磯親方)は右上半身のケガで一気に凋落し、大関として期待された栃ノ心も足を負傷。先場所、関脇に陥落した。

 そこで気になるのが新大関の貴景勝(22)だ。昨7日は二所ノ関一門の連合稽古で、矢後、阿武咲と計10番。もろ差しを見せるなど、「基本は突き押しだけど、幅を広げられるようにしたい」と話した。

 貴景勝は過去、これといったケガはない。若さや相撲の取り口もあるだろうが、何より運動神経の良さはずぬけている。角界に飛び込んだのも消去法ではなく、「相撲は不可解な判定負けがないから」という理由。小学生までは空手で鳴らしていた。立ち合いの鋭さ、反応の良さなど、土俵上でもいかんなく素質を発揮している。

 不細工なケガの懸念が少ないのが、新大関の強みになりそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…