メジャーと真逆…年俸と成績が比例するプロ野球の味気なさ
結局のところ、モノをいうのはカネなのか。そう、思いたくもなる。日本のプロ野球のことだ。
プロ野球選手会は昨20日、開幕時の支配下登録選手(外国人選手は除く)を対象とした年俸調査結果を発表した。
球団別平均年俸は6926万円の巨人が4年ぶりに1位。昨年まで3年連続1位だったソフトバンクは6538万円で2位だった。3位は4381万円の阪神、4位は4288万円の楽天。5位以下は広島、DeNA、日本ハム、西武、ヤクルト、ロッテ、中日、オリックスと続く。
まだ開幕から2カ月足らずとはいえ、総じて選手の年俸と成績は比例している。6位のDeNAが最下位に沈んだり、10位のロッテが3位と健闘しているのが目につくくらいだ。
そこへいくと海の向こうのメジャーは、必ずしも年俸と成績が比例しない。
開幕時の選手総年俸が30球団中ワーストのレイズがヤンキースとア・リーグ東地区の首位を争い、18位のツインズは中地区を独走している。ナ・リーグ東地区は13位のフィリーズが17位のブレーブスと首位を争い、3位のナショナルズはそのフィリーズに8ゲーム差をつけられ低迷している。