巨人菅野“腰の爆弾”の深刻度…OB投手は早期復帰に疑問符
「炎上した前回登板の際、下半身が使えていないことで、菅野らしい球のキレが影を潜めていました。10失点するまで投げさせたベンチもベンチ。もっと早く代えてあげないと、今後に響くと思っていた。今年もすでに中5日での登板があり、完投も2度。昨年はただ一人、200イニング以上(202回)投げている。いくらなんでも頼り過ぎ。程度にもよるが、勤続疲労からくる腰痛は蓄積したものなので、長引く可能性がある。昨年は畠が急性腰痛のため、春のキャンプ中に離脱。一軍に復帰したのは7カ月後の9月半ばだった。畠は今年も完調じゃないでしょう。下半身と連動している部分だけに、治った後も投球に影響が出やすい。だから菅野が心配です」
正二塁手の吉川尚も首位打者を快走していた先月14日、腰痛のために登録を抹消され、1カ月以上経過した今も、復帰のメドは立っていない。
再登録は31日以降。宮本投手総合コーチは「最短の10日で戻ってきたらベスト」と原監督同様、軽症を強調したものの、ただでさえ“一発病”の原因を究明しないといけない上、厄介なところに故障を抱えてしまった格好だ。巨人はこの日勝った広島に抜かれ、ついに首位から陥落。来月には苦手とする交流戦も始まる。絶対エースに長期離脱されては、このままズルズルいきかねないだけに、早期復帰が待たれるところだ。