錦織圭ウィンブルドン3回戦へ 初戦に続き省エネ勝利の裏側
「ストレートで勝ててよかった。いいプレーができたし、特に最終セットは完璧な内容だった」――。
ウィンブルドン選手権男子シングルス2回戦で圧勝した錦織圭(29)が満足そうな表情を見せた。
この日は世界ランキング55位のキャメロン・ノーリー(23=英国)相手に終始、圧倒した。鋭く正確なフォア、バックを繰り出し、武器であるネットプレーでは巧みなラケットさばきを何度となく披露。地元の英国選手を、わずか1時間48分で退け、初戦(2時間10分)に続くストレート勝ちで3回戦進出を決めた。
試合後の錦織は「プレーがすごい安定して自分がミスをしなさそうだと感じたのは3セット目。2、3ゲーム目ぐらいにミスなくプレーできそうだ、という感覚があった」と、手応えを口にする余裕も見せた。
「昨年、芝でのプレーが分かったような感覚があった。それがリラックスできる要因のひとつかもしれない」と自己分析した通り、フィジカル、メンタル両面での充実が好調につながっているようだ。