支援金3億円&お父さん犬と共演…古参選手が明かす八村効果
まさに八村効果といっても過言ではなさそうだ。
W杯(31日開幕=中国)男子バスケットボール日本代表のスポンサー企業である携帯電話大手ソフトバンク主催の激励会が7日に行われ、ウィザーズ・八村塁(21)、グリズリーズ・渡辺雄太(24)ら5人の選手が出席。同社からチームに3億円の支援金が贈られ、合わせて八村とのCM契約も発表された。
同社のCMに起用されている「お父さん犬」とともにステージに立った八村は「小さい頃からソフトバンク(の携帯を)使っていたので、スポンサーシップを受けられるのはうれしい」と笑顔で話した。
NBA効果は代表チームにも波及している。八村、渡辺の存在もあって男子バスケへの注目度は日増しに高まっている。ソフトバンク以外にもスポンサー企業が付いたため代表チームの待遇が改善されたからだ。
ベテランPG(ポイントガード)の篠山竜青(31=川崎)は、自身が代表デビューした2016年当時の状況をこう振り返った。
「僕が代表入りした頃は、移動の飛行機はエコノミー、宿舎のホテルは2人部屋が当たり前。洗濯物も量が多過ぎると、マネジャーが渋っていたほどです。当時の待遇を思えば、今は本当にありがたいですね」
日本協会の三屋裕子会長は支援金3億円の使途について「彼ら(代表選手)にも、少しは分けたい」と話して笑いを誘ったが、協会の資金は潤沢だ。
W杯の結果次第で、代表選手は少なからぬボーナスを手にしそうだ。