開催迫ったW杯が今後の日本ラグビー界の命運を握っている

公開日: 更新日:

林 敏之さん(元日本代表・59歳)

 29日午後2時・帝国ホテルで行われた記者会見でW杯日本大会に臨むジャパンの代表31選手の名前が読み上げられた。いよいよ近づいた桧舞台を前に第1回W杯に主将として出場した林氏が、日本ラグビーの将来像について具体的に語った。

 ◇  ◇  ◇

 トップリーグのプロ化の話が具体化していますが、僕は非常に前向きに捉えています。

 僕の時代には、プロという選択肢がありませんでした。午前9時から午後5時半まで仕事をしてグラウンドに移動し、午後6時半から練習でした。忙しい時は練習後に会社に戻って残業もしました。ラグビー選手とはいえ、会社員として仕事をすることで給料をもらっていました。

 この日本独自の企業スポーツは、確かに異質ではありましたが、我々には、その価値観しかありませんでした。

 現在はプロがオープン化してプロとアマチュアが混在していますが、プロリーグが実現すればトップリーグでプレーする選手全員がプロ選手になるわけです。見るスポーツとしてのラグビーが広まりつつある中、これは当然の流れだと思いますし、僕も現役だったらプロとして海外で挑戦していたと思います。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…