佐々木の韓国戦1回降板は“人災” 首脳陣の起用法に批判噴出
佐々木は今まで、もっぱら先発で、リリーフ起用については「試合の流れを自分でつくれないことが難しい。不安はあります」と漏らしていた。
別の球団スカウトも言う。
「永田監督は佐々木のことを『球界の宝』と言いながら、やっていることはまるで逆です。佐々木はこれまで、肩肘への負担を考慮され、慎重に育てられてきた。体力面でも不安を抱えている。起用するなら登板日をきちんと決め、それに向けた準備をさせ、その通りに投げさせるのが本人にとってもチームにとってもベストの方法でしょう。なのに、やることなすこと行き当たりばったり。これでは、選手が潰れてしまわないか不安です」
■「いつ投げるか分からない」
いや、その懸念はすでに、現実のものになりつつある。「西(創志学園)と飯塚は最大の被害者です」と、スカウト陣は口を揃える。
中でも西は1次リーグで3連投させられた上に、野手としても出場し続けている。5日のカナダ戦ではブルペン入りし、この日の韓国戦も佐々木の緊急降板を受けてマウンドに上がった。