西武M8で2年連続Vなら…立役者たちの年俸更改は波乱必至
交渉難航は1人や2人では済まないだろう。
首位西武は2位ソフトバンクと1ゲーム差も、すでにマジック8が点灯。選手は連覇に燃えている。
優勝が決まれば「立役者」は多数いる。森(24)の打率はオリックス吉田に8厘差の・339でリーグトップ。42本塁打の山川(27)も2年連続のキングが濃厚だ。その山川を5打点上回る中村(36=120打点)も、2冠(本塁打、打点)に輝いた15年以来のタイトルを取りそうだ。V2を果たし、打撃3冠も西武勢が独占なら年俸更改は激しい攻防戦が展開されそうだ。
ある西武OBが言う。
「西武は毎試合に出場する野手に対しては、金払いがいい。あくまでも選手目線での話になるが、今季年俸8000万円の森が首位打者のタイトルを取れば2億円に乗るか、乗らないか。昨年の契約更改で1億円を超えた山川も、2冠達成なら2億円以上は欲しいでしょう。中村にしても4年最大20億円の契約が切れた17年オフに4億1000万円から2億8000万円にダウン。昨オフは海外FA権の行使残留で、更なるダウンを食い止めた。今季は史上4人目となる3度目のシーズン120打点も達成。今もチーム一の人気者で、関連グッズの売り上げもいい。それらを交渉材料に加え、再び4億円を狙うと思う」