ゴルフクラブはあっという間に凶器に変貌する

公開日: 更新日:

 一昔前は、ゴルフデビューする時に「人のいる所でクラブを振るな!」と先輩ゴルファーから口酸っぱく頭に叩き込まれたものだ。だが、ゴルファーのマナー意識が低下し、プレー料金が安くなってゴルフ場のハードルが低くなった現在は、マナーをきちんと教えてくれる先輩がいなくても手軽にゴルフができるようになった。それが事件、事故を増加させている。

 人にケガをさせて、「そんなマナーは知らなかった」という言い訳は裁判所では通用しない。

 素振りによる事故が多発するのはスタートの1番ホール、10番のティーイングエリア周辺だ。プロゴルファーと違って、エンジョイゴルファーの場合、スタート前に念入りな準備運動をしない。ウオーミングアップ代わりにブンブンとドライバーを振り回しているからだ。

 この“素振り事故”は加害者の免責がほとんどされない。不注意で加害者になるとゴルファー保険ではまかなえず、高額補償金を支払うことになる。

 初心者は「人のいる所で素振りをしない」を肝に銘じること。楽しいはずのゴルフが一転、不幸のどん底へ……。そうならないために、ゴルファーには細心の注意が必要なのだ。

(ゴルフジャーナリスト・色川わたる)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  2. 2

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い

  3. 3

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  4. 4

    広末涼子容疑者は看護師に暴行で逮捕…心理学者・富田隆氏が分析する「奇行」のウラ

  5. 5

    パワハラ告発されたJ1町田は黒田剛監督もクラブも四方八方敵だらけ…新たな「告発」待ったなしか?

  1. 6

    矢沢永吉「大切なお知らせ」は引退か新たな挑戦か…浮上するミック・ジャガーとの“点と線” 

  2. 7

    中日井上監督を悩ます「25歳の代打屋」ブライト健太の起用法…「スタメンでは使いにくい」の指摘も

  3. 8

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 9

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  5. 10

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは