バド桃田の五輪金に暗雲 交通事故で左手無事も懸念は精神
桃田の最新世界ランク(1月7日付)は11万1918ポイントで、2位の台湾、3位の中国選手にそれぞれ約2万ポイント差をつけて1位。しかし、今後の五輪選考大会は獲得ポイント(優勝で約5000ポイント)が大きいBWF(世界連盟)ワールドツアーだけでも9大会を残す。桃田の回復が遅れて次戦以降も欠場を余儀なくされれば、世界ランクで海外のライバルに抜かれて1位の座から転落する可能性もある。
世界ランクが下がれば下がるほど、五輪の1次リーグでは上位選手と同組になったり、過去に対戦経験が少なく、ほとんどデータがない相手と顔を合わせることにもなりかねない。金メダル候補が1次リーグで苦戦を強いられかねないのだ。
16年リオ五輪は違法賭博行為が発覚して出場がかなわなかった桃田。運転手が死亡するという事故だけに精神的な影響も懸念される。今後の体調次第では東京五輪もピンチだ。