バド桃田・福島が厳重注意 選手が密会に使うNTC秘め事事情

公開日: 更新日:

 アスリート同士の密会が明らかになった。

 バドミントン男子シングルスの桃田賢斗(24)と、女子ダブルスの福島由紀(25)のことだ。2人は、5月の代表合宿中にナショナルトレーニングセンター(NTC)の桃田の部屋にいたことが発覚。ともに世界選手権メダリストの桃田と福島は、日本協会から厳重注意処分を受けた。

 五輪競技の強化拠点であるNTCは部外者の出入りはもちろん、宿泊する際は異性の部屋がある階に立ち入ることを禁止している。中には、同じ階の同性選手の部屋への訪問すら認めていない競技もある。

 選手同士の出会いの場となっているのが、NTCに隣接する国立スポーツ科学センター(JISS)だ。このJISSはトレーニングやリハビリ施設が整っているため、故障した選手が治療や調整に利用している。利用できる時間は定められているため、選手同士が顔を合わせる機会も増える。故障して同じ境遇にいる男女のアスリートが感情を共有して、親密な関係になるのは珍しくないそうだ。

 部外者を連れ込むケースもある。今年2月には、柔道男子73キロ級世界王者の橋本壮市(27)が、代表合宿中に自身のIDカードを使って、知人女性を宿泊施設に招き入れていたことが判明。NTCの利用規定に違反したとし、半年間の出入り禁止、強化指定ランク降格などの処分を受けた。さらに、今年7月には、体操男子代表候補の五島誉博(22)が、知人を施設に入れて、橋本と同様のペナルティーを科された。

 NTCは国民の血税で運営されているだけに、アスリートがラブホテル代わりに使用するのはもっての外だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ