20年ぶりの幕尻V 徳勝龍を支えた肝っ玉母と美人妻を直撃

公開日: 更新日:

出会いはカレー店

 支度部屋には美人妻と評判の千恵夫人(33)も駆けつけ、夫の初Vを祝福した。

「結婚は3年前です。出会い? 錦糸町のカレー屋さんで知り合いまして……。私とお店の店長が仲が良くて、ある日、『店にお相撲さんが来ているから見においで』と連絡があったんです」

 とは千恵さんだ。ちなみに角界でも珍しい「共働き」。千恵さんは普段、法律事務所で弁護士の秘書として働いているという。

 徳勝龍の人生は「まさか」の連続でもある。入門した木瀬部屋が一度閉鎖したのも「まさか」。さらに移籍した北の湖部屋で北の湖から突然、「おまえは押し相撲じゃない。四つ相撲だよ」とスタイル変更を命じられたのもそうだ。それがまさか出世につながるとは夢にも思ってなかっただろうし、メシを食いに入ったカレー店で未来の女房と出会うとは「お釈迦様でも……」である。

 とはいえ、20年ぶりの幕尻優勝は、いかに上位陣がだらしないかの証明でもある。2横綱は序盤でさっさと休場し、カド番の大関豪栄道は負け越して関脇に陥落。高安も最短での大関復帰はかなわなかった。救いは貴景勝が終盤まで優勝戦線に残っていたことだけ。千秋楽まで本場所を盛り上げた平幕の徳勝龍、正代に、上位陣は足を向けて寝られない。

【写真ギャラリー】大相撲1月場所4日目

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  2. 2

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  3. 3

    だから桑田真澄さんは伝説的な存在だった。PL学園の野球部員は授業中に寝るはずなのに…

  4. 4

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  5. 5

    「ニュース7」畠山衣美アナに既婚者"略奪不倫"報道…NHKはなぜ不倫スキャンダルが多いのか

  1. 6

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 7

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 8

    ドジャース大谷 今季中の投手復帰は「幻」の気配…ブルペン調整が遅々として進まない本当の理由

  4. 9

    打撃絶不調・坂本勇人を「魚雷バット」が救う? 恩師の巨人元打撃コーチが重症度、治療法を指摘

  5. 10

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した