13歳金メダル候補 スケボー女王・岡本碧優に快挙の可能性
東京五輪のスケートボードに逸材が揃っている。中でも、金メダル候補といわれているのが、女子パーク世界ランキング1位の岡本碧優(13)。表情に、まだあどけなさが残る中学1年生ながら、女子では最高難度とされる「バックサイド540(ファイブフォーティー)」を武器に、昨年の世界選手権を制するなど、早くも女王の座に君臨している。
28日、都内で行われた所属先のMKグループ新制服発表会に出席した岡本は「他の選手も540をやってきている。540だけじゃ勝てないので、新しい技も乗れるようにして、他の技のメーク(成功)率やクオリティーも上げていきたい」と、さらなるレベルアップを誓った。
中学生でも世界のトップに立てるのは、競技人口が少ない新種目だからこそだが、岡本には28年ぶりの快挙がかかる。
中学生の岡本が金メダルを獲得すれば、1992年バルセロナ五輪の競泳女子200メートル平泳ぎで頂点に立った岩崎恭子以来となる。当時、中2の岩崎が金メダルを手にしたのは14歳と6日。岡本は、今年6月22日で14回目の誕生日を迎え、14歳44日で8月5日の競技本番を迎える。仮に表彰台の真ん中に立っても、岩崎の最年少記録には及ばないものの、快挙達成となれば“にわかファン”が出てきそうだ。