新型コロナ感染拡大で…国内スポーツ大会が続々中止の危機
東京五輪関係者が言う。
「クルーズ船やチャーター機で帰国した人以外の国内感染者も130人を超えた。検査が陰性でクルーズ船から下船した人からも感染者が出た。来日をやめる国や選手が出てくることは、ある程度予想していた。5月が感染のピークともいわれているだけに、これからも中止になる試合は出てくるかもしれません」
■増える入国制限
関係者は続ける。
「次に心配なのは、海外に出ていく選手です。男子マラソン五輪代表の中村匠吾選手は3月29日にポーランドで開催される世界ハーフマラソンに出場する。バドミントンの五輪選考レースも4月末のアジア選手権(開催地は武漢から変更)まで続くし、サッカーU23日本代表は6月にフランス遠征を控えている。すでに中国人は130カ国以上から入国禁止や入国制限を受けている。イスラエルは過去14日間に日本と韓国に滞在した人は自国民を除き、入国を禁止した。日本国内で新型ウイルスの感染者が増え続ければ、過剰な恐怖心から日本人お断りの国が増えることが心配です」