五輪切符だけじゃない 東京マラソンもう一つの設楽vs大迫

公開日: 更新日:

■総取りなら一体いくら?

「だから大迫と設楽はその再現を狙っている」と、ある実業団の関係者が言う。

「大迫の持つ日本記録を突破すれば五輪切符はほぼ確定。大会副賞の500万円と褒賞金の1億円を獲得する。優勝は無理でも2位に食い込めば賞金は400万円。これだけで1億900万円ですが、大迫も設楽も国内招待選手です。大会予算書を見ると、今年は昨年より選手招聘費が1億円アップされて総額2億円になった。アピアランスマネー(出場料)は公にする必要はないので正確にはわからないが、大迫なら1500万円以上の出場料が出るともっぱらです。2人は自分たちがマラソンで稼ぐことが次の世代につながるという意識が強い。ソロバンをはじいているに違いありません」

 ちなみに大迫の出場料が1500万円として、日本記録での優勝なら総額1億3100万円。加えて、ナイキ社など複数の契約スポンサーからも特別ボーナスが出るはずだ。

【写真特集】2019マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…