巨人高卒2年目戸郷 開幕ローテ確実であるぞ“馬車馬”ローテ
巨人の高卒2年目・戸郷翔征(19)が開幕ローテを手繰り寄せた。
1日、ヤクルトとのオープン戦に初登板初先発。5回を2安打無失点、6奪三振の好投をみせた。この日の最速は151キロ。決め球のフォークも駆使した。原監督は「いい位置につけている」と及第点。それでも表情は晴れない。オフに流出した昨季15勝・山口俊の穴が埋まらないからである。
期待の大きかった畠世周(25)が2月29日に右肩周辺の肉離れで離脱した。戸郷同様、キャンプからアピールを続け、ローテ入りが濃厚だった。
昨季8勝の左腕エースのメルセデスも、キャンプ中に左肘の違和感を訴え、離脱したまま。さらに原監督をザワつかせるのが、新外国人のエンジェル・サンチェス(30)である。
実戦2試合目の登板だった前日のヤクルト戦で3回2失点。連打を浴び、青木に被弾した。24日の登板も5失点と微妙な投球が続く。直球は150キロ超。カットボールなど変化球も多彩だが、なぜか捉えられる。原監督は前日の試合後、「まだまだ、こんなものじゃないだろう」と言ったが……。某スコアラーがこう明かす。