日ハム清宮“最大の敵”は栗山監督か…ムチばかりで周囲心配

公開日: 更新日:

 だが、結果だけを求める栗山監督はやたらと手厳しい。周囲が心配するのは、こっちの方だ。清宮が4番で先発出場した4日に4打数無安打に終わると、指揮官は報道陣に「スットコドッコイ。(新聞にそう)書いといてよ。超スットコドッコイ。怒ってるよ」と不満をあらわにすると、3タコに終わった7日の試合後には再び、「なんなんだろうな、幸太郎のあのワクワクしなくなっちゃった感じは。打球が寂しい」とダメ出し。9日は二軍戦出場を指示した。

 期待の裏返しと言えば聞こえはいいが、こと清宮に関してはアメを与えずムチばかり。ようやく変わり始めた21歳には、こたえるだろう。

 評論家の権藤博氏は常々、こう言っている。

「相手と戦う前に味方からプレッシャーをかけられる。選手からすれば、これほどきついことはない。外からの批判はエネルギーに転化できても、味方からのそれは別。前からの敵には対処のしようもあるが、後ろからの敵にはなす術がないのと同じである」

 清宮はこの日、栗山監督のいない二軍戦で本塁打を放った。相手投手のレベルの差だけが一発の要因ではないのではないか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動