五輪とは米国の“隙間産業” アスリート長者番付で一目瞭然
人気と実力のバロメーターだ。
米経済誌フォーブスが恒例のアスリートの長者番付を発表した。トップは男子テニスのロジャー・フェデラー(38)。昨年5月から1年間の賞金、契約金などの合計額は1億630万ドル(約115億円)だった。2位クリスティアーノ・ロナウド(35・約112億円)、3位メッシ(32・約111億円)、4位ネイマール(28・約102億円)まではサッカー選手だが、5~7位はNBAのスーパースター、レブロン・ジェームズ(35・約94億円)、ステフィン・カリー(32・約80億円)、ケビン・デュラント(31・約68億円)。9、10位にはNFLのカーク・カズンズ(31・約65億円)、カーソン・ウェンツ(27・約63億円)が入った。
100位までを見るとNBA選手は全スポーツで最多の35人。NFLも31人がランクインしている。これだけの稼ぎがあるということは実力と人気がある証拠だが、この人気が五輪開催を夏場に限定させているのだ。
NBAシーズンは10月末から翌年4月まで。プレーオフは6月まで行われる。NFLは9月から1月初旬がシーズンで、その後プレーオフに突入。2月の第1日曜日には国民的行事のスーパーボウルがある。10月にはメジャーリーグのポストシーズンもある。