オリ育成新人の大下誠一郎が初打席初本塁打 その素顔とは

公開日: 更新日:

 まさかスタンドに入るとは思わなかった。

 ずんぐりむっくりの体を揺らしながら、懸命に走る。二塁ベース手前で本塁打と気付き、全力疾走を緩めると、両手を突き上げたり、グルグル回したり。顔をぐしゃぐしゃにして喜びを爆発させながらナインに迎えられた。

■育成新人のプロ初打席初本塁打は史上初

 オリックスの新人・大下誠一郎(22)が15日の楽天戦の二回、プロ初打席初本塁打となる3ランを放った。

「正直、打球が低過ぎて入ったち思わんかったですけど、えー、一塁ベース回ったぐらいでファンの方々の声援が聞こえて入ったと思いました」

 試合後のお立ち台。九州弁丸出しでインタビューに答えた大下は、福岡県北九州市出身。白鴎大足利(栃木)、白鴎大を経て昨年の育成ドラフト6位で入団。長打力と勝負強さを買われ、前日に支配下登録。この日出場登録されて即、8番・三塁でスタメン出場した。

 背番号40のユニホームが間に合わずに、裏方さんのを借りての出場だった。育成新人のプロ初打席初本塁打はもちろん史上初だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  4. 4

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  5. 5

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ

  3. 8

    モー娘。「裏アカ」内紛劇でアイドルビジネスの限界露呈か…デジタルネイティブ世代を管理する難しさ

  4. 9

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  5. 10

    小松菜奈&見上愛「区別がつかない説」についに終止符!2人の違いは鼻ピアスだった