肩は消耗品 ボビーが求めたメジャー流の「ブルペン調整」
そんな僕でも、さすがに電話を受けてから5球で肩をつくるのは難しいし、何よりもこれまでやってきたルーティンを崩したくなかった。30球、40球も投げないと肩をつくれない投手にすれば、なおさらです。
そうしたことをボビーに訴えると、「それなら仕方ない」と、すぐに理解してくれました。メジャー流をやりたいけど、それを押し付けず、日本流も尊重する。そうした柔軟性があったからこそ、ナインもボビーを信頼して付いていったのかもしれません。
次回は「チェンジアップ習得拒否」です。これは僕がプロでは唯一、シュートとスライダー以外の変化球を実戦で投げた話でもあります。