セ首位打者DeNA佐野恵太“驚異のウンチク” ラミ監督も評価
今季限りで退任したラミレス監督による、最大の置き土産といっていいだろう。
チームの主砲兼主将だった筒香が今季、米レイズへ移籍。新たに4番と主将を任されるや、打率・328、20本塁打、69打点の好成績を挙げた。
16年ドラフト9位で入団。セの支配下指名選手の中では最下位指名だった。打撃は評価されていたが、明大時代は主に一塁手。ポジションが限られることから、各球団が指名に二の足を踏んだといわれている。
「ラミレス監督は打撃もさることながら、人柄を高く評価していました」
とは、さる横浜OB。
「広陵高(広島)、明大と、強豪校で鍛えられてきたこともあってか、機転が利き、明るい性格で人当たりもいい。1年目にいきなり開幕一軍入りさせたのは、ムードメーカー、将来の主将候補としての期待も大きかったからです」
ラミレス監督はよく、全体ミーティングの最後になると、佐野に話をするよう水を向けた。