神戸MF郷家友太 イニエスタの秘蔵っ子は急成長中の万能型
「ACLで蛍君と一緒にプレーして、ボールを奪うスピードやサイドチェンジのうまさを感じたし、自分も成長できていると思います。イニエスタは自分より少し前めですけど、やっぱり最後の精度が一流。そこを見習っていかないと、より高いレベルに上がった時に通用しなくなる。それを日々学んでいます」
その経験を森保監督の下、五輪本大会で発揮したいところ。ボランチにトップ下、左右のサイドなど多彩な役割をこなせる郷家は、選手登録が18人の五輪では使い勝手がいいが、本人が勝負したいのはやはりボランチ。同ポジションには、19年東アジアE―1選手権を戦った田中碧(川崎)や田中駿汰(札幌)ら有能なタレントがひしめいており、柴崎岳、遠藤航、本田圭佑というオーバーエージ候補もいる。狭き門なのは間違いない。
「どこをやっても100%でプレーすることが大事。夢の舞台に立つ覚悟をしっかり持って挑んでいきます」
果たしてイニエスタの秘蔵っ子は厳しい競争を勝ち抜けるか。注目だ。