MLB公聴会始まる 大谷翔平の狙いは二刀流の“価値”アピール

公開日: 更新日:

 年俸調停を申請した選手と球団が互いの正当性を主張し合う公聴会期間が1日(日本時間2日)に始まった。

 公聴会は19日が期限で、今季メジャー4年目のエンゼルス・大谷翔平(26)の新年俸も決まる。

 複数の米メディアによれば、大谷サイドが330万ドル(約3億5000万円)を要求したのに対し、球団は250万ドル(約2億6000万円)を提示した。大谷の代理人であるCAAスポーツ社のネズ・バレロ氏が強気な要求を突き付けたのは昨年、新たに導入された「二刀流選手登録」を視野に入れてのものだ。MLBでは昨季から出場選手登録(ロースター)を25人から26人に拡大。投手は8月まで最大13人、9月1日以降は14人までロースター入りが可能になる。二刀流の選手は投手の上限に含まれないため、投手枠が維持されるメリットがある。

 ミナシアンGMが「ショウヘイは非常にユニークなケースだ」と話す通り、メジャーではシーズンを通じた二刀流の前例がない。二刀流を評価する基準も存在しないため、バレロ氏は、ツーウエープレーヤーの価値を明確にする目的もあるのだろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…