著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

「常に10番を背負う男」MF三好康児に求められる役割と結果

公開日: 更新日:

 三好を右ウイングバックで積極起用していたレコ監督が中国・上海上港に引き抜かれ、レルコーテレン現監督が引き継いだが、直後にコロナ陽性が発覚。症状は軽かったとはいえ、2週間の自宅待機を強いられた。

 その間、新指揮官へのアピールも叶わず、公式戦復帰は2月18日のEL(グラスゴー・レンジャーズ戦)までズレ込んだ。その後の3試合には途中出場したが、3月に入ってからは再び出番なし。想像以上の苦境に直面していると言っていい。

■五輪最終メンバー入りの確約はない

 東京五輪まで4カ月。同世代のチームでは、常に10番を背負った男といえども、五輪最終メンバー18人への滑り込みが約束されているわけではない。だからこそアルゼンチンとの2連戦で強烈アピールが強く求められる。

 堂安律(ビーレフェルトMF)の負傷離脱もあって「新2列目トリオ」のパートナーが有力視される久保と三笘は、川崎アカデミーの後輩に当たる。川崎入り同期の板倉滉(フローニンゲンDF)、2歳年下の田中碧(川崎MF)を含めれば、同じ<川崎の釜の飯>を食った人間が、ズラリと並ぶ中での戦いとなる。

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