羽生結弦は世界選手権3位惨敗…4回転半また回避で限界説も
「一体、いつになったら決めるのか」
世界中のファンをやきもきさせているのが、フィギュアスケート男子の羽生結弦(26)だ。
28日に閉幕した世界選手権(ストックホルム)では、ショートプログラム(SP)で首位に立ちながら、フリーで転倒するなどミスを連発。ライバルのネーサン・チェン(21=米国)に逆転で3連覇を許した上に、初出場の鍵山優真(17)の後塵を拝して3位に終わった。
3大会ぶりの王座奪還を逃した羽生。28日のオンライン会見では「アクセルを跳べないと一生満足できない。最終目標はオリンピックの金メダルではなく、あくまでも4回転半を成功させるのが一番の目標」と大技成功に意欲を見せた。
今大会に向けて長い時で2時間近くも4回転半の練習に費やし、高難度のジャンプ習得に励んできた。「かなり死ぬ気でやってた」としながらも、精度が上がらず開幕直前に回避した。
羽生は2018年平昌五輪後に初めて「今後の唯一のモチベーションは4回転半」と公言。カナダ人コーチのブライアン・オーサー氏とともに練習を重ねた。大会に出場するたびに実施をほのめかしながら、直前で見送ってきた。羽生による4回転半披露に期待しながら、何度となく裏切られたファンも少なくないだろう。