羽生結弦は世界選手権3位惨敗…4回転半また回避で限界説も
高難度のジャンプだけに一朝一夕に完成するものではないとはいえ、ここまでてこずっているのは、スケーターとしての限界もささやかれている。
フィギュアスケートは女子も含めて低年齢化が進んでいる。今回の鍵山のように、男子では10代の若手が台頭してきた。24歳前後が男子のピークといわれ、06年トリノ大会から五輪で頂点に立ったのは10年バンクーバー大会のエヴァン・ライサチェク(米国)の24歳が最高齢。羽生が18年平昌大会で連覇を果たしたのは23歳だった。25歳以上のスケーターが表彰台に上がったのは、バンクーバー銀のエフゲニー・プルシェンコ(当時27)、平昌銅のハビエル・フェルナンデス(同26)の2人だけで、いずれも金には届かなかった。
今年の12月で27回目の誕生日を迎える羽生にとっては、4回転半も五輪3連覇も厳しい挑戦になりそうだ。