北朝鮮に急所を突かれ…東京五輪に忍び寄る“不参加ドミノ”

公開日: 更新日:

あの国にしては珍しくマトモなことを言ったものだから驚きましたよ」

 こう話すのはスポーツファンの吉川潮氏(作家)だ。

 北朝鮮のオリンピック委員会は東京五輪パラリンピックへの不参加を決めた。5日、現地メディアが報じた。

 独裁国家の北朝鮮は日本との関係が悪く、五輪不参加に、政治的思惑がないとも言えない。しかし、「悪性ウイルス(新型コロナウイルス)から選手を守るため」という理由は非の打ちどころがないものだ。

 北朝鮮は名指しで日本の検疫体制に文句を言っているわけではない。あくまで「悪性のウイルス感染症による世界的な公衆衛生危機の状況から選手を守るため」と、世界中でまん延している新型コロナへの不安を理由にしている。

■再び感染拡大

 日本のコロナ対応が遅れているのも事実だ。ワクチン接種は進まず、国内の感染者も緊急事態宣言解除後は再び増加傾向にあり、感染力が強いといわれる変異株も拡大している。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…