北朝鮮に急所を突かれ…東京五輪に忍び寄る“不参加ドミノ”
6日の大阪では、1日の感染者数が過去最多の719人を記録。同日の東京も399人。6日連続で前週の同じ曜日を上回った。「まん延防止等重点措置」が適用された大阪・兵庫・宮城の3府県は病床が逼迫しており、医療関係者は危機感を募らせている。
国際水泳連盟は今月18日から開催予定だった五輪のテスト大会も兼ねる飛び込みW杯大会や来月のアーティスティックスイミング五輪世界最終予選、オープンウオーター五輪世界最終予選の中止を決めた。
「日本政府の新型コロナへの対応は不十分」というのが理由だ。
国内を代表するスポーツ興行のJリーグやプロ野球でも多数の感染者が出ており、コロナ対策を指導する立場の厚労省の職員は、時短要請が出ている中で深夜までマスクなしの大宴会をやっている。
北朝鮮でなくても、こんな国で開催される五輪に大事な選手を派遣したくはないだろう。
冒頭の吉川氏は「日本としては、まさに痛いところを突かれた形になった」と、こう続ける。