久保建英「自分は追う立場、ボールを持った時に違いを」
2019年の段階では堂安律(PSV)、伊東純也(ゲンク)と右MFを争っていたが、その後は伊東が突き抜けた状態だ。
同じ東京五輪世代のライバル・堂安は昨夏のビーレフェルト移籍で全試合出場。22日のブンデスリーガ最終節・シュツットガルト戦で残留決定弾を叩き出すなどコンスタントな働きを見せたが、久保の今季は厳しかった。
ビジャレアルとヘタフェに2度レンタルされながら、どちらでも定位置をつかめずじまいだった。
16日のレバンテ戦でスペイン1部残留を引き寄せるゴールを奪い、最終盤になって存在感を示したものの、「結果論ですけど、チーム選びから失敗してしまった。その結果、1年間苦しいシーズンになってしまった」と不完全燃焼感が強かった。
来季、保有元のレアル・マドリードに戻るのは困難と見られ、昨季プレーしたマジョルカに再レンタルの噂も流れている。いずれにしても、近年の悪循環を断ち切るべく、東京五輪で結果を出すしかない。
「本当に結果を出せれば、それがベスト。チームへの助けにもなる。自分を含めてみんな結果を狙っていると思うので、自分も数字を出していければいい」と次なるU-24の戦いに切り替えている。