久保建英「自分は追う立場、ボールを持った時に違いを」
2017年U-20W杯(韓国)に2階級の飛び級参戦で世界と互角に戦うなど、当時から「将来の日本代表エース」との呼び声は高かった。
本人も周囲の期待に応えるように、2019年6月のエルサルバドル戦(宮城)でA代表デビューを飾った。この時点で18歳5日。17歳322日の記録を持つ市川大祐(清水U-15監督)に次ぐ2位の最年少出場記録を作った。
「このまま行けば、金田喜稔氏(解説者)の持つ19歳119日の最年少得点記録更新は確実」とも言われた。本人も「いつまでも言われ続けるのもどうかと思うので、早いうちに決められればそれで終わりなのかな」と自信をのぞかせた。
が、2019年の2次予選前半戦は思ったように出場時間が延びず、2020年のコロナ禍に突入。10、11月の欧州遠征でもコートジボワール、パナマとの2試合で先発起用されながら数字を残せず、ここまで来てしまった。まさか本人も20歳になるまで代表ゴールを取れないとは想像もしなかっただろう。
代表での地位も微妙なラインを行き来している。