巨人山口俊は今季年俸3000万円 “VIP待遇”で来季は3億円?
米ジャイアンツ傘下3Aサクラメントから2年ぶりに巨人に復帰した山口俊(33)が、23日のDeNA戦で先発する。
5日に帰国し、自主隔離期間を終え、20日に二軍練習に合流。即シート打撃に登板し、「日本の球の方が合わせやすい」と話していた。
2月のキャンプイン直前に所属先のブルージェイズから事実上の戦力外通告を受け、その後はジャイアンツに移籍。春のキャンプには招待参加したものの、傘下のマイナーで5試合に登板して0勝3敗、防御率6.17の成績だった。
二軍戦も経ないぶっつけ登板は異例だが、そんな山口の手も借りたい巨人の台所事情がある。現在開幕から先発ローテを守っているのは、左腕・高橋だけ。右肘違和感を抱えるエース菅野は今季2度目の離脱中で、守護神のデラロサも左足の故障で抹消中。先発も救援も火の車なのだ。
今季の年俸は3000万円。2年契約を結んでおり、「来季の年俸は変動制」という。問題はその来季である。さる球界関係者がこう言った。
「21日現在で残りは76試合。最多勝を取った19年の15勝は無理でも、ここからフル回転して巨人の逆転優勝に貢献できれば、前回巨人を離れた19年の年俸2億3000万円級は保証されるというのです。そもそも、19、20年は2年契約を結んでいたが、20年からのメジャー挑戦で2年目の年俸2億3000万円は浮いていますから」